書籍の帯に「iPhoneアプリ開発は、この一冊で十分です。」と自信の一文が書かれてますが、その通りのなかなかの充実ぶりです。
XCodeなどのツール、各種UIコンポーネント、画面のローテーション&リサイズ、テーブルビューや複数のビューの管理、アプリケーションの設定値やデータの保存&管理、QuartzやOpenGL ESでの画面描画、タップ、タッチ、ジェスチャなどのイベント、GPS(CoreLocation)、加速度センサー、カメラとフォトライブラリ、アプリケーションのローカライズと、盛りだくさんです。
確かに、ここまで盛りだくさんの書籍は他に無いかも知れません。
なかでもOpenGL ESに触れている数少ない書籍です。
難点は翻訳本の宿命とも言える少し変な言い回しがある事と、オーディオ関係の記述があまり無い事、あとは最新のiPhoneSDK 3.0以前に書かれた書籍なので、3.0で変わった部分は別途確認が必要というところでしょうか。
3.0の新機能はいいとして、3.0以前のクラスで、一部のメソッドがdeprecatedになってたりするので、その点は注意が必要です。(deprecatedのメソッドは、XCodeでビルドした時にWarningが出ます。)
これからiPhoneアプリを作りたいって人にとっては良い本だと思います。
※iPhoneアプリ開発に関する投稿を今から始めるiPhoneアプリ開発にまとめました。
最近のコメント