ついに出ました。本格的なCore Audioの本です。
当Blogにもコメント頂いた、My Codex Leicesterというサイトをやれている永野さんが書かれた本なので、内容は間違い無い感じです。
今年の夏頃、iPhoneで動くちょっとしたSound Effectorを組んでたんですが、日本語で読めるドキュメントは無いし、当時はAppleのドキュメントやサンプルプログラムもあまり無い状態で、色々と苦労したのですが、この本があればそんな苦労はしなかったなという充実度です。
iPhone OS 2.2.1から3.0に変わったときにハマった所もしっかりとフォローされていました。
AVFoundationやAudio Sessionのあたりは、比較的Appleのドキュメント類もちゃんとありますが、Audio Unitに関しては、やっとサンプルプログラムが1つ出てきたくらいな状態で、あまり充実したドキュメントも無いので、この本は貴重な一冊だと思います。
しかもCore AudioのAPIの説明だけでなく、PCMのフォーマットなどの基本的な事も解説されていたり、Chapter15の実践編ではFFT(高速フーリエ変換)を使ったサンプルまであって、サウンドプログラミングに興味がある人の入門としてもいいように思いました。
実際の信号処理のアルゴリズムとかは奥深いので、まだまだ大丈夫だと思いますが、この本で商売あがったりだよーって思ってる人も、多少はいるんじゃないかと思うくらい充実してるお勧めの一冊です。
苦労して調べてたAudio Unitですが、POPINOではまだAudio Unitを使ったアプリを出せてません・・・。
iPhoneアプリを作り始めた頃から音楽系のアプリを作りたくて、あれこれとやってはいたのですが、作れそうなものから作ってるうちにどんどん先送りになってます。
一番作りたいものはまだ先になりそうですが、ここ数ヶ月また新作を着々と作ってるので、近々Audio Unitを使ったものも1本出せそうです。
無事リリースできた時は宜しくお願いします。
※iPhoneアプリ開発に関する投稿を今から始めるiPhoneアプリ開発にまとめました。
最近のコメント