iTunes Connectに新機能が登場しました。
NDAの関係でどこまで書いていいのか悩ましかったですが、Developer向けのニュースはアカウント持ってない人でも見れるんですね。
http://developer.apple.com/news/
ここ最近追加された機能は3つあります。
A)アプリの審査状況に新しいステータス登場
B)Bundle IDを編集機能
C)Sales and Trendsレポートのダウンロードツール公開
A)アプリの審査状況に新しいステータス登場
「Metadata Rejected」というステータスが増えました。
アプリを登録する際に入力した情報に問題があった場合に、この状態になるようです。
この場合は、問題のあるメタデータを修正して、Appleへ連絡、再審査をして問題なければ、公開できる状態になります。
B)Bundle IDを編集機能
アプリのバイナリをアップロードする前であれば、Bundle IDを編集できるようになったようです。
C)Sales and Trendレポートのダウンロードツール公開
iTunes Connectの画面から、手動でダウンロードした時と同じSales and Trendsレポートを、ダウンロードできるJavaプログラムが公開されました。
Mac上で実行できる事はもちろんの事、Javaの実行環境があればWindowsでもLinuxでも実行できるようです。
Javaプログラムのダウンロード元などの詳細は「iTunes Connect Sales and Trends Guide」(※)の「Auto-Ingest Tool」の項目に書いてあります。
※Developerのニュースページからリンクされている「iTunes Connect Developer Guide 7.0」の中にリンクがあります。
以下の手順で実行できます。
1)Javaプログラムをダウンロードして、好きなフォルダに保存
2)「ターミナル」を起動して、ダウンロードしたフォルダへ移動
cd [ダウンロードフォルダのパス]
3)以下のような形式でコマンド実行
java Autoingestion [iTunes ConnectのログインID] [iTunes Connectのログインパスワード] [Vendor ID] Sales [DailyかWeekly] Summary [日付]
[ ]で書いた項目は環境や用途に合わせて入力する項目で、[ ]が付いていない項目は現状は固定です。
コマンドを実行すると、同じディレクトリにレポートをダウンロードします。
Dailyレポートの場合は、日付を省略すると最新のレポートをダウンロードしますが、Weeklyではエラーメッセージが表示されるだけで、ダウンロードされません。
これを利用すれば、Weeklyレポートが無い日はDailyだけ、ある日は両方落としてくるという状況にできそうです。
Sales and Trendsレポートは古い情報は見れなくなりますが、このプログラムを使って、cron処理で毎日レポートをダウンロードするようにしておけば、古いデータも残して置く事ができます。
シェルを組む場合は、以下のような感じで昨日の日付を取得して、
TARGETDATE=$( date -v-1d ‘+%Y%m%d’ )
※Linuxで実行する場合はdateコマンドのパラメータが違います。
javaコマンドの日付のパラメータを指定する箇所に以下のように記述して、
${TARGETDATE}
コマンド実行後にダウンロードしたアーカイブを展開するコマンドを書いておけば、
gzip -d *.gz
テキストファイルに展開した状態で保存して行く事ができます。
さらにテキスト(中身はタブ区切りのファイルです)に展開したものを、MySQLに入れるなんて事も当然できるので、色々便利に使えそうです。
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