事前に思っていた通り、バックグランド処理は無しで、Push Notification Serviceがやっと登場するようです。
これはツール系でもゲームのようなアプリでも、かなり出来る事が増えると思われるので、期待大です。
他にも要チェックな機能が目白押しです。
1)In-App Purchase
アプリの中で課金が可能に。
ゲームではLite版/有料版といった分け方をしなくても、何面かは無料で進めて、そこから先を遊ぶには課金する必要があるといった使い方ができるようです。
途中から期間しないと遊べないようなアプリは、事前にそういったものだと認識して落としてもらう事が重要だと思いますが、App Storeでどのように表示されるかは今の所不明です。
電子書籍のビューワーは、書籍単位での課金とかは分かりやすくて良さそうです。
月額課金のような使い方もできそうな気はしますが、OKなのかは未確認ですが、ビジネス的には広がりが出てきますね。
※追記
+D Mobileの記事によると、月額課金もOKなようです。
ただ、アプリを実行している最中に、ユーザー同意の上で課金になると思われるので、日本のキャリアの月額課金のように、毎月勝手に課金されるというようなものでは無いものと思われます。
※追記2
CNETの記事によると、アプリ内の決済機能を使えるのは有料アプリのみとの事で、有料の通常版と無料のLite版といった構成は変わらず続ける事になりそうです。
2)ピアツーピアネットワーキング
Bluetooth経由で同じゲームを遊んでるユーザーが近くに入ると通知するというよな機能を入れられるようになります。
WiFiのBonjourとの違いは未確認ですが、ピアの検索はアプリとは非同期で行われるという事なんでしょうかねぇ。
3)アクセサリ
iPhoneに接続するハードウェアを制御するアプリの開発が可能に。
4)Maps
アプリケーションに地図の埋め込みが可能に。
GPSを使ったアプリの場合、GPSの付いてないiPod touchをどうサポートするかは悩ましい所だと思いますが、これが一つの答えになりそうです。
5)テキストのコピー&ペースト
多くの人の待望の機能がやっと。
やっぱりメールやブラウザ使ってると欲しい機能ですよね。
6)検索
Spotlight検索がiPhone上で使えるようになるそうです。
Mac使ってて便利と思える機能の一つなので、これも期待です。
iPhone OS 3.0 SDKはもうダウンロード可能になってます。
未公開のソフトウェアなのでNDA的に詳細は書けませんが、現在のAPIとの差分もリスト化されており、自分がアップルへ提出したちょっとした要望は実装されている事を確認しました。
最初のSDKでアップルへレポートしたバグも、次のバージョンでは改善されてましたし、着々と進化している感じがあります。
ハードウェアに関する発表や、大きなサプライズは無かったですが、ハードウェアも何か考えられている事はあると思うので、楽しみですね。
■参考URL
アップル、iPhone OS 3.0のベータ版をプレビュー
アップル、「iPhone 3.0」イベントを開催–発表内容をライブカバレッジ
フォトレポート:アップルのiPhone 3.0イベントを写真で紹介
新型iPhoneは今夏発表──「iPhone OS 3.0」はコピペ、プッシュ通知、Spotlightなどサポート
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