iOS 6のマップは悪い方で話題に事欠かないですね。
iPhone5を購入しましたでも書きましたが、最寄りの駅は同じ駅が二つ表示されて、片方は線路も無い所に表示されてます。
そんなAppleのマップアプリですが、元は買収したC3 Technologies社のシステムで、買収時は3D表示のデモが話題になっていました。
そんな3D表示を体験する方法です。
1.マップアプリを起動して、検索欄にAppleと入力して検索。Apple本社を表示する。
2.画面左下の「3D」ボタンを押して、どんどん拡大していく。
最大まで拡大すると建物が3D表示されてます。(3D表示をON/OFFしてみると変化が分かると思います。)
さらに、
3.画面右下のめくれてる所をクリックして、「航空写真」を選択。
なんと航空写真でも3Dになるんです。
さらに、
4.2本指でタッチして、片方の指を画面上方向に、もう片方の指を画面下方向に移動させる。
3D表示の状態で地図を回転させることができるんです。
2本指でタッチした状態で、両方の指を上下同じ方向に移動させると、3Dの度合いを変える事もできます。
日本だと、カーナビやナビタイムが3D表示をしてますが、Appleのマップような世界中で使えるアプリで3D表示が当たり前になったら、ナビの分野も違う次元に進化するような気がします。
あと、切り替えた理由としてあるは地図のデータ形式のようです。
ラスターデータ(画像データ)で地図を持っていると、拡大/縮小の状態によって画像を切り替えないとギザギザになってしまったり、画像自体のデータ量が多いので通信量も多くなってしまいがちですが、点や線の情報を数式で持つベクターデータであれば、拡大/縮小してもきれいに描画できますし、通信量も減らせます。
ラスターデータの場合は、一つの点ごとにデータが必要なので、Retinaディスプレイになったタイミングで、今までより縦横2倍の合計4倍のデータ量が必要になって、さらにiPhone5では、縦が長くなった分、さらに必要なデータ量が増えてしまいます。
iPadもRetina化された今、マップアプリをさくさく動かそうと思うと、ベクターデータの地図に移行した方がいいのは間違いなさそうです。
今はデータの質や量が酷過ぎる状態ですが、逆に言うとデータさえ良くなれば使えるものになると思うので、Appleには頑張ってほしい所です。
ユーザーからの声に答えてApp Storeに地図アプリのコーナーが出来てます。
可能性を感じつつも、マップアプリが実用レベルになるまでは他のアプリで。
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