ピアーズ・ブロスナンの007でファンになり、気づけば旧作まで全部DVDを買って見てしまった007ファンです。
前作でダニエル・クレイブになることが発表された時は、野性的な風貌の金髪ボンドに違和感を覚えてましたが、「カジノ・ロワイアル」を見てみたら、思いの外よかったので、今回も楽しみにしてました。
ストーリーの内容的なものはなるべく書きませんが、今回は色んな意味で異色な007だったので、今までと違う！と感じたところをざっと書きます。
■ストーリーの開始
前作の直後からストーリーが始まる続編的な007です。
（全作見てる割に記憶が曖昧ですが、以前も話が繋がってる感じの所はありましたが、直後は初だと思います。）
前作を復習せずに行ったら、結構話に付いて行けないところがありました。
まずは前作「007 カジノ・ロワイヤル
■秘密兵器
リアリティを追求したかったとの事で、毎回恒例のQやRが紹介するような秘密兵器が無く、普通仕様のアストンマーチンでカーチェイスしてます。
唯一ハイテクな感じを醸し出してるシーンとしては、MI6のコンピュータくらいで、この辺りも楽しみにしているファンとしてはちょっと残念でした。
■ボンドガール
毎回何かしらの絡みがありますが、今回はストーリーの展開やボンドの心情的なものもあって、ほとんどなかったです。
■ジェームス・ボンド
今までの007より人間味を醸し出そうとしてる内容でした。
映画の告知なんかでも言われてますが、復讐心と任務の間で揺れ惑うボンドです。
オープニングから緊迫したアクションや、ストーリー展開の面白さは、007シリーズが好きな人の期待を裏切らない出来だと思います。
ストーリー的にあ所々分かってないところがあるので、DVDかBlue-Rayが出たらもう一度じっくりと見たい感じです。
それにしても最近は人間性や人間味あるようなストーリー展開のブームが来てるんですかねー。
バットマンも「バットマン ビギンズ
人間の心理的な部分を描こうとする流れは、ストーリー的に深みが有って面白いですが、007には秘密兵器とか、現実離れしてても娯楽として楽しめる部分は残して欲しいところです。
見ず嫌いｗの007ですが、見てみようと思いました。
「００７ 慰めの報酬」埃だらけの最強マシーンが行く
「００７ 慰めの報酬」」★★★★オススメ
ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、ジュディ・デンチ主演
マーク・フォースター監督、147分、アメリカ
「洗練されたフォーマルな装いと、
最新の小道具、ボンドガールとの
艶っぽいやり取り、
そんなイメージとは違う
泥臭い人間ボンドの第二弾」
見終わった印象では、
ボンドは常に顔中ホコリだらけか、
血が出て居る状態。
アクションは「ありえない」領域じゃ無く、
生身の人間がギリギリ頑張ってるという、
出来得る最高のパフォーマンスで、
体ごとぶつかり、地面にたたきつけられ、
ガラスの破片を全身に浴びている。
今回のテーマは「復讐」
前作の時間的な続きとして
愛する人を奪った黒幕を
情報部のボスの忠告を聞き入れないかのように
突っ走る。
任務と個人的な復讐の間で
ボンドはどうするのか。
葛藤の部分はあまり感じられなかったが
言葉に替わるストイックな
ギリギリの肉体で答える。
冒頭のアクションで見せ過ぎたからか、
次から次へと繰り出される
物凄いアクションシーンに
そのうち慣れてしまい
突っ走ることのほかに
もう少し余裕のある部分も必要だ。
また、見た目の残酷なシーンの過激さも
分量が多く、食傷気味。
次回作は仕立ての良いタキシード姿を
もっと見たいと思った。
もちろん、出来は水準以上、
凄すぎるからマイナス要素を書いたけれど、
さすがハリウッド映画、
大画面で見るべき正統派でした。
★１００点満点で８０点★
soramove
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ただキレイなだけではボンドガールも駄目なのか、
いろんな背景をくっつけるが、
もっとシンプルでもいいんじゃないか。
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