以前、iPhoneアプリのアイコンサイズを投稿してから、iPhone4のRetinaディスプレイが登場したり、iPadが登場したりと、必要なアイコン素材も増えたので、ここらで再度まとめてみたいと思います。
現時点で配信できるアプリを以下の3種類があります。
1)iPhone/iPod touch専用アプリ(iPadでも小さい画面で動きます)
2)iPad専用アプリ
3)ユニバーサルアプリ(iPhone/iPod touch用のプログラムと、iPad用のプログラムが入ったアプリ)
それぞれで必要なアイコンが変わってきます。
1)iPhone/iPod touch専用アプリ
・ホーム画面に表示するアイコン
57×57(必須。Icon.png)
114×114(オプション。Retinaディスプレイ用。Icon@2x.png)
72×72(オプション。iPad互換モードで使用。Icon-72.png)
・Spotlightと設定用
29×29(オプション。Icon-Small.png)
58×58(オプション。Retinaディスプレイ用。Icon-Small@2x.png)
50×50(オプション。iPad互換モードで使用。Icon-Small-50.png)
オプションですが、Setting Bundleを使っているアプリについては、用意する事が推奨されています。
2)iPad専用アプリ
・ホーム画面に表示するアイコン
72×72(必須。Icon-72.png)
・Spotlightと設定用
29×29(オプション。Icon-Small.png)
50×50(オプション。Icon-Small-50.png)
オプションですが、Setting Bundleを使っているアプリについては、用意する事が推奨されています。
3)ユニバーサルアプリ
基本的に1)と2)を合わせたものです。
・ホーム画面に表示するアイコン
57×57(必須。Icon.png)
114×114(オプション。Retinaディスプレイ用。Icon@2x.png)
72×72(必須。Icon-72.png)
・Spotlightと設定用
29×29(オプション。Icon-Small.png)
58×58(オプション。Retinaディスプレイ用。Icon-Small@2x.png)
50×50(オプション。Icon-Small-50.png)
オプションとなっているアイコンについては、用意しなくてもホーム画面用のアイコンが代わりに使われますが、自動で拡大/縮小される事になるので、予め作り込んだものを用意した方が望ましいです。
共通の事項としては、App Storeに掲載する際に、512×512のアイコンも必要です。
他はPNGですが、512サイズはJPEGです。
アイコンの画像が増えた事によって、アイコンファイルを指定するInfo.plistの項目も変更になっています。
今までは「Icon file」というキーに対して、ファイル名を1つ指定していましたが、「Icon files」という「s」が付いたキー名になって、値を配列で設定するようになりました。
配列の値は、前述のファイル名を指定していけばOKです。
アイコンファイル自体をプロジェクトに追加する事は忘れずに行う必要があります。(プロジェクトフォルダに入れただけで、追加するのを忘れていると、ビルドしたバンドルに入らないので表示されません。)
最近、Retinaディスプレイを搭載したiPadが噂になったりしてますが、そうなった場合は、iPadサイズのRetinaディスプレイ用(@2xが付いているファイル)が増える事になると思うので、アイコンを用意するだけでもなかなかの分量になってきますね・・・。
PNGファイルはビルド実行時に最適化されてアプリにバンドルされるとは言え、アイコンを増やせば容量は増えるので、Retinaディスプレイが増えて、倍のサイズのアイコンを入れる必要が出てくると、3G回線で配信できるアプリの上限サイズ(20MB)ぎりぎりのアプリの場合は、悩ましい時もあるかも知れませんね。
※iOSアプリ開発に関する投稿を今から始めるiPhoneアプリ開発にまとめました。
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