前回のMacの選択/購入編(Windowsユーザーが始めるiPhoneアプリ開発 その1)に続いて、今回はセットアップ編。
MacでWindowsを動かしたい場合は、MacOS X Leopard付属のBoot Camp、Parallels Desktop、VMWareなど有りますが、こちらは以前投稿したMacでWindowsを動かすを参考にどうぞ。
iPhone開発の第一歩はApple IDの取得とSDKのダウンロード&インストールです。
まずはiPhone Dev Centerへアクセスし、ページ右のLoginボタンの下の「Start now」リンクからApple IDを取得。
ここでの注意点は必ず英語でアカウントを取る事です。(※)
iTunes Storeで使ってるアカウントが既にあっても、別途作ることをお勧めします。
※現在は改善されているかもしれませんが、日本語アカウントの場合は、後々の手続きで困る事が多々あるので、最初から英語で作った方がいいです。
登録が終われば、iPhone Dev Centerのページ右のLoginボタンを押してログイン。
ログインが完了すれば、iPhone SDKをダウンロードできます。
容量がでかいので気長に待ってインストール。
インストールが完了しても、Macに不慣れな方はどこに何が入ったのかさっぱりかも知れません。
とりあえずはXcodeとInterface BuilderくらいはDock(画面の下のアイコンが並んでいる部分)に登録しちゃいましょう。
デスクトップ右上のハードディスクのアイコンをダブルクリックで開くと、iPhone SDKのインストールが完了していれば「Developer」というフォルダが有るはずです。
Developer/Applicationsの下に、XcodeとInterface Builderがあるので、そのアイコンをDock部分にドラッグ&ドロップしてみましょう。
そうすると自動的にエイリアスがDockに登録されて、Dockから簡単に起動できるようになります。
Dock内のXcodeをクリックで起動して、画面上部のメニューバーの「ファイル」→「新規プロジェクト」と選択して、開いたウィンドウの「iPhone OS」の下にある「Application」を選択すると、以下のプロジェクトテンプレートが右側に表示されます。
■Navigation-Based Application
→アイコンから連想できると思いますが、ナビゲーションを使用したアプリのテンプレートです。
■OpenGL ES Application
→画面描画にOpenGS ESを使用するアプリのテンプレートです。
■Tab Bar Application
→画面下部にタブを表示して、タブ切り替えで画面が変わるようなアプリのテンプレートです。
■Utility Application
→最初の画面の右下に「i」ボタンを表示し、ボタンを押すと画面がくるりと転換するような2画面構成のアプリのテンプレートです。
■View-Based Application
→UIViewを使うアプリのテンプレートです。
■Window-Based Application
→全てのViewの基本になるUIWindowだけが用意されている一番シンプルなテンプレートです。
最初から用意されている部分に違いはあれど、View-Based ApplicationやWindow-Based Applicationから、どのアプリでも作れます。
ここまで来たらiPhoneアプリ開発のスタートラインに立った事になります。
あとはアプリを作るだけです。
最後にiPhone Dev Centerの日本語ページのリンクも張っておきます。
まだまだ和訳されているドキュメントが少なかったり、英語の最新版とは差があったりしますが、英語が苦手な方は、まずはこちらでざっと目を通すのも悪くは無いかと思います。
※iPhoneアプリ開発に関する投稿を今から始めるiPhoneアプリ開発にまとめました。
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