日本語で読めるiPhoneアプリ開発に関する書籍の第2弾「iPhone デベロッパーズ クックブック」の予約が始まってました。
著者と目次を見たところ、当BLOGでも紹介した書籍紹介「The iPhone Developer’s Cookbook」の和訳本のようです。
商品の説明に「iPhone が初めての開発者が直面する最も一般的な問題に対して、カットアンドペーストが可能なシングルタスクレシピを提供します。」とありますが、洋書同様CD-ROM的なものは付いてなく、著者のサイトからダウンロードする感じのようです。
プロジェクトのフォルダ構成や、お決まりのHello Worldから始まり、章ごとに重要な機能を掘り下げて解説しているので、初めてiPhoneSDKを使う人から、どこかつまずいている部分だけ読みたいという人まで、役に立つ本だと思います。(ただ、随分前に出た本なので、最新のiPhoneSDKとは若干異なる部分があるかも知れません。あと翻訳の出来が気になるところです。)
第11章にCover FlowのようなGUIを実現するサンプルがありますが、Appleに非公開のAPIを利用していると思われて一悶着あったアプリ「Peeps」の例もあるので、本書を見てCover Flow的なGUIを作りたくなっても、App Storeで配信するアプリを作る場合は、避けた方が安全かも知れません。(アップル、APIの使用違反でiPhoneアプリの掲載を拒否参照。最終的に「Peeps」は公開されました。)
日本語で読めるドキュメントも随分と増えてきましたね。
※追記
洋書の方を最後まで読んでなかったので、Cover Flowの章を読んでみたところ、iPhoneSDKで非公開のクラスを使用していました。
和書版でiPhoneSDKで公開になっているAPIだけを使用したコードに変わっていれば別ですが、もし洋書版と同じであれば、本書と同じ方法でCover Flowを実現して、App Storeで公開しようとしたらRejectされる可能性が高いと思われます。
Cover Flowの章は参考程度にはなりますが、十分買う価値のある書籍だとは思います。
※iPhoneアプリ開発に関する投稿を今から始めるiPhoneアプリ開発にまとめました。
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