日本のApp Storeで販売されているアプリの価格が一斉に変わり、基本的に全てのアプリが値下げされました。
115円だったアプリが85円になっているので、およそ26%の値下げです。
日本国内の開発者で、日本が一番売れてる市場だったりすると、単純に売上が26%減る事になり、なかなかインパクトの大きい変更です・・・。
なぜいきなり変更されたかというと、最近の為替の円高相場に合わせての変更という事になりますが、理解するにはApp Storeの値付けの仕組みを理解しておく必要があります。
iOSアプリの価格は、「Tier」というAppleが定めた単位で決まってます。
例えば、Tier1を選択した場合、USドルで販売されている国では0.99$で販売され、日本円で販売されている国(当たり前ですが日本だけです)は115円で販売されるという感じで、Tierを選ぶと全ての国のApp Storeの販売価格が決まる仕組みになっています。
Tierの分け方を決めるのはAppleで、Tierごとの各国の価格を決めるのもAppleです。
最近のドル円相場は80円前後で動いているので、0.99$=115円だったのを、0.99$=85円に変更したというのが今回の変更です。
つまり世界のApp Storeの値段を決める基軸通貨はUSドルで、USドル以外の通貨は為替レートを参考に決めるということになります。(USドル以外はいつ変わってもおかしくない。)
今回の円建ての値下げを不服に思って、円建てで値上げしようとすると、現在のTierより上のTierにするしか無い訳ですが、Tier1の85円の上のTier2は170円で、115円相当のものはありません。
またTierを上のものに変更すると、海外での販売価格は値上げする事になるので、日本円建ての販売価格(USドル以外の販売価格)は、為替やAppleの変更の成り行きに任せるしか無いというのが現状です・・・。
買う方としては値下げはありがたいですが、売る方としては頭が痛いですね・・・。
POPINOのアプリも全部値下げされていますので、良かったらチェックしてみて下さい。
POPINOの全てのアプリをApp Storeでチェックする
※追記
Mac App Storeの価格も変わってます。
FaceTime、Final Cut Pro、Aperture、Pages、Numbers、Keynoteなど、Apple製品も安くなってます。
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